murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

充電式の補聴器

ご家族の方(お母様)の聞こえが最近心配になってきたので、補聴器はどんなものがあってどのくらいの価格がするのかと下見にいらっしゃったお客様がいました。これまでにも新聞やネットでいろいろ調べてきたようで、広告でよく見る価格の安い2万円のとシーメンスの一番高い両耳セットだと70万円位するデジタル補聴器、それとどこが違うんですか、と聞かれました。まぁ、性能が違うといってしまえばそれまでなんですが、例えば今一番最高峰の機種になると16chと機能説明のところに書いてあるものがあります。12chや8ch、6chというものもありますがこれは簡単に言うと部屋の中に何本マイクが立っていてそこから拾う音をどうやって耳に届けるか、という部分の違いになるんですね。16chだったら部屋の中に16本のマイクが立っていて、自分を中心に同心円状に音を拾うようにも設定できるし前のほうだけ広くしてということも出来るし右寄り左寄りなんていう設定もできます。このマイクの量が多ければ多いほど細かい調整が出来るし、それによって自分好みの聞こえになっていうというんですね。価格の安いものはこの部分の数字が小さくなるし、昔のアナログ補聴器は1chや2chというものだったのでただ音を大きくして耳に届けるものって感じなんです。
最大の違いはこの「自分好みに音を設定できる」VS「ただ音が大きくなる」ということなんですが、それは結果自然な聞こえにつながったり違和感がなかったり、こもり感がなかったりすることになります。価格的に安いものは音のこもり感が気になるので長い時間使えなかったりすることが多いんです。
またもう一つ、補聴器への希望が「充電式」であることでした。理由をお聞きしたところ電池はコストがかかるし捨てるというものもったいない、というものでしたが実は補聴器は充電式というのが極端に少ない商品なんですね。理由はメーカーにするといろいろあると思うんですが、超小型化している機械の中に充電の機材まで入れ込むのが難しかったり、音をより自然に取り込むための機材を入れるスペース確保が大事だったりすると思うんです。あと充電式の補聴器は電池の継続時間が機種によってさまざまですが8時間から24時間くらいで、普通の補聴器用のボタン電池1個が10日から2週間持つと思うとかなり短い時間しか持たないし、電池の使用量が大きくなる機械になると充電式ではすぐに電池切れになって間に合わないと思うんです。作れるか作れないかというと、技術的には作れるんだろうけれどランニングコストばかりでなく使用状態というのが実用としていかがなものか、というのがあると思うんですよね。
ちなみにウチの店で用意できる充電式補聴器・遠聴支援器は以下の4点になります。
「耳かけ式補聴器」
リサウンド・パルス http://www.gnresound.jp/hearingaids/resound-pulse-jp.htm
ハンザトーン(シーメンス)AQ http://www.siemens-hi.co.jp/hansaton/index.html
「ポケット式補聴器(ミュージックプレイヤータイプ)」
ONWAモデルJJ http://panasonic.co.jp/phi/products/onwa/jj.html
「遠聴支援器」
みみ太郎SX−008W http://www.mimitarou.com/htm/sx-008w.htm
GNリサウンドとハンザトーンのは充電機材まで入れて大体30万円くらい、ONWAは79000円でこれは聴力を入力して聞こえの調整が出来るので結構楽な感じです。遠聴支援器みみ太郎は88200円で音量調整とかのボタンが大きいのでわかりやすいというのが特徴です。
充電池というのが中にはいっているので、これも機種によってですが1年半位でこの充電池を取り替える必要があります。専用のものを使わないと機械の故障につながるので注意が必要です。




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