murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

今までと見え方が違うという話

昨日、新しく度数設定したメガネのレンズのみを交換をしてお渡ししたお客様が来店され、「今までのメガネの方が遠くが見やすいようだ」とお話されました。今までのメガネは遠近両用レンズで、度数は乱視もあるので総合すると新しいメガネよりは2段階ほど弱かったんです。この方の度数は遠視だったんですね。
70歳代の男性の方で、新しく度数設定した時のご希望は運動する時に使いやすいメガネを作りたい、と言うものでした。卓球をやってらっしゃるそうですが、そのスポーツ仲間に遠近両用メガネだと身体を動かすときに焦点が合わなくてどうにも使いづらいので2万円くらいで遠用のみのメガネを作ったらすこぶる調子がいい、快適だこれはぜひ使ってみるべきだ、と聞いてきたとのことでそのご友人の話はくわしく聞かなかったのですが字を書くときにも不自由はなさそうだというのでもしかしたらその方は近視系なのかもしれません。そうだとするとご友人とこのお客様の条件は全然違うので「快適さ」加減も全然違ってくるのですが。
見え方を確認しているときは、かなりスムーズだったんです。視力のでにくさを感じているというけれど両眼で1.2は出るし、左右の利き目の確認でもちゃんと利き目のほうが綺麗に利いてるし、乱視表の見え方も度数がUPしているけれど歪んでもいないしちゃんと丸く見えるし、遠視の度数がUPしたおかげで中間距離もしっかり確認できるようになったし、実際に歩いてみてもらっても横揺れはほとんどないし(遠近両用じゃないのでなおさら揺れないということでしょうか)新聞を見たり読んだり字を書いたりするときにはメガネをかけかえないといけないと言う以外はほとんど問題なかったんですが、やはり実際の生活の中に入ってくると事情は違ったようです。
なぜ『今までのメガネの方がよく見える』というお話をいただくことになったのか、ですがこれは調節力とメガネの度数の関係と、それを使ってみていたいままでの慣れがあるために、遠視の度数がUPした分それを補っていた調節力がさらに遠視の度数を足しているのと同じ効果になってしまうためにぼやけるということになるんですね。じゃあ今までの度数でいいじゃないか、というのは早急な考え方で、そうしていると自分の調節力を余計に使うことになる=本来使わなくてもいい力を使うので疲労する、ということになります。このとき新しい度数が正しく合っているかどうかはレッドグリーンテストなどで確認することが必要になりますが、どっちがはっきりまたは綺麗に見えているのがいいかというと、赤が見えているほうが矯正度数としては合っている、補正が足りてるということで、緑が綺麗となると補正が足りていない、網膜よりも後ろで焦点が結ばれている、ということになります。
もう一度このレッドグリーンテストをやって、ご自分の目のためにそして身体のために出来れば少しずつでいいので慣れていただくようにしていただくよう、最終的には新しい度数に移行していくことをお話しました。慣れるのに必要なのはだいたい2週間くらいと思うんですが、そこまで必要じゃないかもしれません。
ただし、運動するために遠用専門の度数にしてしまったので頑張って手元を見ようとするのはNGなんですね・・・・・メガネを分けてみて、なかなか面倒だとわかったようですがうーん、それはもう仕方ないですよねぇ(汗)



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