murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション」に行ってきました

長岡にある新潟近代美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション」http://www.lalanet.gr.jp/kinbi/exhibition/2009/neoteny.html に行ってきました。
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現代美術のコレクターである精神科医・高橋龍太郎氏のコレクションの中から厳選された35名の作家の作品、ということで、開催が決まったころからずっと期待していました。ようやく夏休みになって、娘達と出かけられることになったのでもう楽しみで!娘達が一番期待していた加藤美佳氏の「パンジーズ」や展示室入り口までの廊下にずらっと並んだ村山留里子氏の華やかなチューブドレスからそれに続く「愛のドレス」など、のっけから「すごいなぁ」と思うものがどんどんどんどん続いていくんですが、最後の鴻池朋子氏の「ミミオとオオカミ」がでてくる「ミミオ−オデッセイ」は引き込まれて見続けました。作品は床に投影されたアニメーションがメインで、それ自体は物語風なんですが、果たしてそれがどんな物語なのかは一切語られずに作品モチーフである「ミミオ」と「オオカミ」蜂の上半身を持った女の子の「両足」と「ナイフ」が小さな女の子の額を通して見えてくるというものなんですね。小さな女の子は少しずつ齢をとってくるんですが、それを自分に投影させるのか、時間の流れと見るのか、ただ話が進んでいると見るのか、見方によってずいぶんと印象が変わるものだと感じました。
常設展は「現代美術のクラシック」と題して、色・光・明るさ・組み合わせなど、テーマごとに作品を構成して「どうやってみえているのか」「何が見えているのか」を語りかけるような展示内容になっていました。こちらはフラッシュを使わなければ撮影可ということで、いろいろ撮らせていただきました。
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常設展の最後にはワークショップコーナーがあって、四角い新聞と細長い色紙を使って、自分で色と形を好きに考えて作品を作ることが出来ます。
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夏休みの期間だから出来るコーナーだと思うんですが、親子で久々に糊とはさみで工作なんかして、なかなか面白い体験をしました。同じものを見ても、感じ方が違うのでぜんぜん違うものを作るんですね(笑)そんなことを話し合うのも楽しかったです。