murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

補聴器の乾燥の仕方

真夏と言われる時期にはちょっと肌寒い日が続いたのに、このところの天気は日中すごく暑くて、日本海側の西の方から雨が迫ってきているのか今日は本当に蒸し暑い日でした。私はこの夏ダイエットの為もあって毎朝白湯を飲み続けてたんですが、普段の年ならこんなあっついもの口にする気にもならないだろうなという日でも続けられてたのに今日は汗だくになりました。うーん、でもこの発汗が身体にはいいんだろうなぁ・・・と思いつつ我慢してましたけど。
暑いときに汗をかくと言うのは、身体の反応としては極自然なことです。たいして汗はかかないほう、といっても一日過ごしていれば若干の汗はどうしてもかきます。目に見えない汗はすなわち水蒸気であって、ものすごく狭い隙間にだって入り込みます。補聴器をお使いの方はどうしても耳穴の中に補聴器本体か音を通すチューブを入れていただくことになりますので、元々が「あめ耳」(湿った耳垢の出る方)の性質の方ばかりでなく「かわき耳」(乾燥した耳垢の出る方)の方も夏場は特に補聴器の機械やチューブ、耳垢ガードのところに湿気が入り込みやすい状態になってしまいます。
今年の夏は上記のように蒸し暑い日が続いた所為か、音のでにくさを相談されることが結構ありました。機械の中に湿気が入り込むとどうしても通電能力が落ちますので、補聴器の性能も落ちると言うことなんだろうと思うんですが、いつも使っていただいている乾燥ケースではなくて、店頭で乾燥機を使ってやらせていただくと音の調整をしなくてもそれだけで聞こえがよくなった、と言うことが多々あるんですね。
店では補聴器をお使いの方には乾燥は全てサービスでやらせてもらってます。お客様には都合のいいときに来てください、とお話してるんですが昨日今日と続けてこの乾燥の仕方について質問を受けました。自宅ではどうしたらいいのか、というのと、通常のケースに乾燥剤は使えないのか、というものです。
きっちりと蓋の出来るものならどんなものでも乾燥ケースの代用にはなるんですが、この中には市販の乾燥剤を入れても十分問題ないですしたとえば海苔の袋にはいっていた乾燥剤でも使えるんです。しかしきっちりと蓋のできない補聴器ケース(持ち歩き用のコンパクト型のケース)は蓋が出来ない分空気中の湿気も入ってしまうのであまり乾燥すると言う意味がなくなってしまいます。また、乾燥ケースの中には電池を入れたまま入れないでください、とお願いしているんですが、これは最近の補聴器用の電池が「空気電池」である為、乾燥してしまうと本来の機能を発揮できなくなるという心配があるためなんですね。これをよくご存じない方がいらっしゃるので、注意していただきたい点です。
自宅での乾燥は特に汗をかいたな、と思うときには長めに入れておいていただきたいんですが、そうでなくても出来れば毎日、寝る前に補聴器を乾燥ケースにいてれ頂きたいです。寝ているときに補聴器は使わないですので、その間6〜8時間乾燥できるとそれだけで機械の持ちが違ってきます。
補聴器の修理で一番多いのが「耳垢詰まり」と「湿気による接点不良(錆あり)」なのですが、乾燥することでこの両方がある程度回避できますからぜひやっていただきたいことです。補聴器自体が小さい機械ですから、細かいことになってしまうんですけどね・・・でも修理となったら15000円〜20000円くらいかかるものもありますので(シーメンスのデジタル補聴器は新規時から2年間はメーカー無料保証+次の1年は最高1万円までの安心保証つき)ご自分でのメンテナンス+店頭でのメンテナンスを便利に使っていただきたいと思います。