murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

「自動調光ガラス」というもの

今日放送されたTBSの「夢の扉」http://www.tbs.co.jp/yumetobi/ という番組で、「太陽光に含まれる赤外線を環境温度によって自動に調光するガラスでカットする」という窓ガラスを開発している研究者のことを拝見しました。調光レンズというと私にとってはサングラスと一般的な実用メガネが兼用できるとても便利でオシャレななレンズという印象だったんですが、これは「可視光の透過率はほぼ一定に保ちながらも、温度によって光学的性質が変化する薄膜の特性を利用して、環境温度に応じて太陽熱の取得量を変化させるガラス」(産業技術総合研究所HP http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2005/pr20050525/pr20050525.html より)とのことで紫外線じゃなくて温度でガラスの色が変わるというものなんですね。
太陽熱エネルギー自動制御ガラス、というそうですがキモが「酸化バナジウム」という化合物ということで、バナジウムというと最近良く耳にする「バナエイチ」とか「バナジウム天然水」は知っているんですけどここで出てくるのは元は同じでも作用は違うということですよね。身体にいいというか、有効であるという部分は同じということなのかも。
どんな作用が起こるのか、ですが、今までにも窓ガラスで省エネルギーに貢献しているものはたくさん出ているけれどその多くが日射遮蔽によって冷房の負荷を軽減させたり断熱性を高めて暖房の負荷軽減しているのに対し、このガラスは太陽熱の取得を変化させると言うものなんだそうです。それにより可視光線の透過をほぼ一定でありながら、夏は熱の大元である赤外線を反射し日射遮蔽、紫外線遮蔽、高断熱しかもセルフクリーニング(光触媒機能)をもち、冬には熱を取り入れるために赤外線を通し、暖房費・暖房エネルギー消費の軽減が出来るという、なんだかすごいこと考える人がいるんだなぁと驚いてしまうものなんです。
「夢の扉」ではここに至るまでの大変な、また試行錯誤の連続だったという研究の実態を見せてくれていたのですが、今のところまだ実用化はされていなくて(いろんな商品化が期待されているそうですが)近いうちには一般的な省エネガラスと同じくらいの価格で一般実用化されるということです。これから家を建てる人は外壁材も窓ガラスも、屋根だって今は省エネだし太陽光発電が最初から組み込まれてる屋根があるって話も聴くんで、なんだか住んでるだけで「ECO」なんですね。
関連としては電気的に鏡と透明な状態を切り替えられる調光ミラーフィルムは実用化の目処が立ったということで、これはゴーグルやサングラスにも応用が期待されているそうです。http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20071121/pr20071121.html
産業技術総合研究所のプレスリリースは読んでいるとすごく面白いんですが、理解できることは少ないです・・・・・うーん、家庭に入ってくるときにはわかりやすくなってるということですよね。最近の発表の中では「リサイクルが容易なリチウム-銅二次電池」というのに注目ですね。電波掛時計に使えるようぜひ開発して欲しいです。



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