murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

よりスッキリさせたいならこのレンズ

昨日はニコンの営業さんが来たのでさっそくこの1ヶ月プレシオパワーを使った感想をお話しました。手元はものすごく見やすいんだけど、慣れないうちは遠くを見るのになかなか焦点が合わなくて苦労したことと、焦点が合ってくるのに4時間とか6時間とかかかると言うこと、揺れゆがみはほとんど感じないので初めての人や近視で度数が大幅アップした人が慣れるのにはいいだろうけれど、遠方視の度数が変わらない人には使いづらさの方が先にたつこと、などなど。実際にお客様に試してみていただいたときにお聞かせいただいた内容も踏まえて、いろんなことを話しました。せっかくですもん、不満な点はどうやって解消できるか聞いたほうがいいですからね。
プレシオパワーは2008年の新商品でニコンのなかでは一番新しいレンズなんですが、その直近にプレシオ・ダブルと言うレンズが発売になってました。プレシオパワーが出ると言う話を聞いたときはダブルが発売になってからまだそれほど経っていなかった時期なので、なんでまた?と思ったことは確かなんですが、以前この点をお聞きしたところによるとプレシオ・ダブルのスッキリ感はたとえばウチに来ている某Nメーカーの営業さんによるとゴルフをする時に一番使いやすいと言っているように、遠くの見え方が際立っていいというものなんだけれど、そこをもっと幅広いユーザーを対象にしたレンズに出来ないか、と思って作ったのがプレシオパワーであり、そこには某レンズ(ニコン以外のレンズ)の存在があったりするんだけどまぁここらへんはオフレコの範囲だったりするので(笑)要はレンズメーカーとしての意気込みが反映して出来上がったもの、ということなんだけど揺れゆがみを抑えて全体に柔らかい印象を出してくために累進部の収差を取り去ったので今までそこで感じていたもの(イコール揺れゆがみ)はなくなったけれどシャープさはダブルのほうが勝る、というのですね。
そのかわり、プレシオ・ダブルはパワー部分(累進加入のこと)がプレシオパワーよりも弱く感じるというんです。誰に使ってもらっても手元は断然これがいい、といわれる視界の広さは少なくなる、ということですね。
遠近両用レンズは本当にたくさんの種類があって、使う人によってまたその使いたいと思う場面によってマッチングのいいレンズというのは異なると思います。昨日来店した営業さんは仕事柄自社レンズばかりでなくいろんなメーカーのレンズを試しているそうですが、どこのメーカーも一長一短でいいなと思う部分があるとこれは弱いなとかんじる部分はあるそうです。実際使ってみないとわからないものだけに、その装用感がどんなものであるのか聞かせてもらえるのは勉強になりますね。
実際に使ってみないとわからない、というのはテストレンズで試せるかどうかにもいえると思うんですが、営業さんと話していてこのプレシオパワーとプレシオ・ダブルの違いがお客様にはどう感じていただけるのか、言葉による説明だけじゃわかんないよねということでダブルに関してもテストレンズを用意させていただくことになりました。10月にはまた一つ試せるレンズが増えるということで、これでニコンの遠近両用レンズも「視野の広さ重視」と「遠方視重視」の2パターンを比べていただけることになります。遠方視においてはHOYAのFDがかなり評判いいので、そこを見比べることが出来るのは私も楽しみにしているところです。




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