murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

医学の発展はすごいと思う話

AFPBB国際ニュースの「ヘルスニュース」http://www.afpbb.com/category/life-culture/health から。
ひとつは「自分の歯を目に移植して失明から回復」した女性の話、もう一つは「色覚障害のサル、遺伝子治療で16色を識別」した話が掲載されているのだけれど、こういう記事を読むと医学の発展はすごいし、それにチャレンジしようとする人の発想はすごいものがあるなぁと感心してしまいます。
自分の歯を目に移植する、というのは、アメリカミシシッピー州に住む女性がスティーブンス・ジョンソン症候群という病気にかかり失明し、その治療に必要な角膜移植や人工角膜に対して拒絶反応があったため、自分の犬歯を根こそぎ取り出し目に入るように形を整えて、真ん中に穴を開けてそこに光学レンズを取り付け歯で「人工角膜」を作って移植したというもの。自分の身体の一部から作るんだから拒絶反応はないということだけれど、これがイタリアで最初に開発された術法だというんですね。
サルの遺伝子治療はリスザルの中で先天的に色覚異常のある個体を選んで、まずは色の境界線をなぞることが出来るように訓練してから16色の識別テストに望んだとのことです。赤と緑の識別が出来ない色覚障害は、遺伝情報におけるたった1回の変異で引き起こされると考えられており、男性では5〜8%、女性では1%が色覚障害を持っているといわれているそうです。このサルには赤い色を識別するための遺伝子情報が組み込まれた風邪のウイルスに感染させ、遺伝子を網膜に取り込ませたとのこと。20週後には16色全部の判別が出来るようになって、それは2年間継続が認められたとのことですが、先天的な色覚異常だったのが治療により改善したというのははじめてということで、色覚異常が治療できないというのが覆されたことになる、というんですがこれが人にも有効になれば決定的ということでしょう。
この治療も海外(アメリカ:ワシントン大学)からの発信で、こういった記事を読むと私はテレビで見る「くもん式」のCMを思い出すんですね。日本の教育は足し算の式が「1+4= 」で5、と答える方法だけど、イギリスでは「 + =5」で空欄に何を入れるかを考えさせる方法だ、というアレ。どちらも重要で正しい教育だと思うけれど、発想の豊かさという点ではやはり海外は、世界は広いんだなと思うんです。



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