murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

男性のフレーム選びは見た目か実用か?

累進レンズ(遠近両用と言う呼び方は若い世代には抵抗感があるって言う某ニコンの営業さんのお話より、今後は累進レンズと意識していこうと思うのです/笑)キャンペーンも今日1日、朝からメガネのお客様はいらっしゃいますが直しと遠方視専用メガネ希望の方で、今のところ今日のキャンペーン対象者はいらっしゃいません(汗)
累進レンズはやっぱり50歳代から上、メインのご利用者は50歳代半ばから60歳代になるんですが、メガネの作りかえをしていただく場合男性のお客様はどちらかというとレンズはいいものがいい(見え方は今より楽になるのがいい、と言う感じ)けれどフレームは今と変わらないほうがいい、と言うご希望が強くように思います。イメージチェンジをするのがちょっと苦手なのかもしれません。同じ世代の女性の場合は全く逆で、どうせなら最新のデザイン、がらりとイメージチェンジが出来る新しいものがいいとよくお話いただきます。
先日、奥様がご主人に還暦の祝にメガネを作ってあげたい、といって来店してくださったご夫婦もそうでした。もう10年以上同じメガネをかけていて、度数は変えているけれど前回の累進レンズ作成は調べてみたら5年ほど前でした。上下幅が5センチを越すくらいの大振りのフレームで横幅はなんと58ミリ、今ではデザイナーズブランドでも探し出すのが難しいくらいの大きさです。しかも色がキラキラ系の金色、それを常々気になっていたと言う奥様が「フレームからガラリと変えてイメージチェンジをさせたい」というのに対して「顔にかけてしまえば本人は見えないんだからフレームはなんだっていい」と言うご主人。意見が食い違ってなかなか決まらなかったんですが、私の方からは参考までにデータの側からお話させていただきました。まず度数が元は強めの近視だったんですが、今は4段階くらい弱い度数でも十分視力が出ること、これはレッドグリーンテストで十分説明してご本人も納得してくださいました。で、今現在の大振りのメガネでは正常な遠用ポイントの場所では最良な視力を得られていない為に、わざわざメガネの位置をぐんと上げてフィッティングしていたんですね。累進レンズの場合近視だとレンズ上部から真ん中に近付くにしたがって度数は弱くなっていきますから、メガネを上に持ち上げることで視力が得られるように工夫していたんだと思います。となると、上の部分は使っていない場所になるのでその分フレーム幅は狭くても問題ないはずです。またメガネ作成の重要なデータであるPD(目と目の間の距離)が結構狭いので、横幅の大きな枠を使用すると耳側の一番目立つ部分(横を向いた時に自分以外の人が見えるレンズ部分)の厚みがかなり出てしまうために見た目から「厚いメガネ」の印象が強くなること。もう一つ、累進レンズだと側方部分は上下の度数変化のためにまともな数値で測定できる度数が入っていないわけなので、その部分がより少ないほうが揺れゆがみを感じる度合いが少なくなるんですね。また上下幅は目線の動きからいっても35ミリくらいあれば十分だし、そのほうが大きく目を動かさなくても手元のポイントに行き着くので見やすさだって出るんです。
いろいろ候補を挙げていただいて、結局ダンヒル965のグレイ系カラーのものに決まりました。かなりシンプルだけど脇のストレートさ加減が顔をシャープに見せる、オシャレな枠になったんですが、全体的にコンパクトになったために顔の印象がスッキリとして一回り小顔になったようです。これには奥様もご満足でしたが、何よりご主人様本人が鏡の中の自分の顔の変わりように驚いてましたね。また実際にかけていただくと、狙い通り手元が見やすくなったといっていただけました。よかったです。
実はこの奥様自身が、昨年とても大きなメガネから流行の細身フレームに変えていただいたのでした。そうしたところ廻りから顔が小さくなったといわれて、勧めたフレームをとても気に入っていただけていたというのもあったんです。小さめな枠はどうも好かない、という中高年の男性は本当に多いんですが、見た目ばかりでなく見え方の面でもずいぶんと改善できる部分は多いので、ぜひチャレンジしていただきたいですね。





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