murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

白内障はいつ手術するか、というご質問

最近見え方が不安になってきた、というご年配の女性のお客様からご相談をいただきました。長年白内障で眼科の診察を受けてきたが、2年ほど前から状況が進展しないこと・治療で貰っている目薬を差すとかゆくなってくること、などを理由に指定の目薬を使うことをやめ、同時に眼科へも行かなくなったのだ、と仰います。しかし今年に入ってから自分の思ったようにものが見えなくなってきたこと、なんとなくもやもやしたものが常に目の前にあるようなこと、などが自分にとって大変不自由出、これを解消するには白内障の手術をするしかないと思い、同年輩の友人や行きつけのお店の人などから話を聞いているのだそうです。
その話も手術をしてよかったという人もいれば結果が思わしくないという人もいて、どれを基準に判断したらいいのかわからないとの事でした。しかし、100人白内障の人がいれば100通りの目の状態があり、手術の結果も必ずしも同じ結果になることはありえないし、目の症状(白内障)の程度も千差万別なので他の方と自分が同じ結果になるとは限らないこと、他の病気があったりすると特に糖尿病などはいくら白内障の手術をしても網膜のほうに何らかの影響が出ていると思ったような見え方にならない場合がある、とまずお話させていただきました。
また、白内障の手術は出来るだけ早い年齢でやったほうがいい、ときいてきたけれど、と仰るのですが、これはやはり傷の回復力なども関係してくると思いますし、ご自分の身体も思うように動かなくなってからしばらく片目で過ごすことになる不安からもその必要性があるなら早めのほうがいいんじゃないかと思います。
しかし一番重要なのは、ご自分が今の見え方では不安である・もっとよく見えるようになりたい、という明確な希望があるかどうかだと思います。それをきちんと伝えられるか、口頭で伝えられないようなら紙に文章にして渡したっていいと思いますが、たとえ視力が0.7出ていても不満な見え方だという人もいるでしょうし、0.3くらいでも自分はちゃんと見えている、と仰る方もいます。また、眼科の先生も0.3くらいまで視力の出方が落ちたら手術しましょうという基準のようなものを持っている先生もいれば、本人の不自由さ加減で訴えれば手術をしてくれる方もいます。そう考えると「いつ手術するか」は本人の見え方に対する不満が基準値になると思うので、そのためにきちんと眼科で検査をしてもらって、今の目の状態を明らかにすることから始めないといけない、お話しさせていただきました。
たとえばもやもやする見え方は、メガネの度数を変えることで治るかもしれないし、本当は白内障が原因ではないかもしれません。手術も普段の生活が出来ないようだと困るので両方いっぺんは困る、とのことですが、知っている限り両眼いっぺんに手術するのはかなり特殊な状況でなおかつ入院することが可能な場合になるはずです。通常は片眼ずつ、最低でも2週間は間を空けるとお聞きしているのでそれもお話しました。
それも、白内障である・手術がすぐに必要な状況である、となったらどうしたらいいのかと相談すればいいことなので、やはり現状確認のために眼科で診察を受けるのが先決だとお伝えしました。
手術となるとどんなものでもやはり心配だし、だんだん身体の自由が利かなくなってくるとなおさら不安になってくるものだ、とのことでした。そのとおりだと思います。メガネの度数を変えることで状況が改善するのであるならいくらでもお役に立てますが、白内障であるなら眼の前のレンズをいくら換えても改善しませんから、早いうちに眼科に行かれることをお勧めしました。




人気ブログランキングへ 日記@BlogRanking blogram投票ボタン

にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録
My Profile by iddy