murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

累進のコンタクトレンズ

10月に行ないました累進レンズのキャンペーンも無事終了致しました!どのくらいご注文を頂いたのか、データ集計はまだしてないんですが(汗)目だったのはセイコーのレンズ、P−1シナジーとP−1リガードのご注文が圧倒的に多かった、と言うことです。初めての累進レンズの方はほとんどP−1シナジーだったといっても過言じゃないですね。しかしどの方にもトライアルレンズできっちり見え方の体験をしていただいた上で選んでいただいてますので、特にこちらからこのレンズをお勧めしたい、と言うわけでもないんですけど・・・本当に圧倒的な数でした。
広告を打ってオープンでキャンペーンをしたのは19日までだったんですが、各メーカーのご協力を得てお得意様には31日まで「3割引から最大半額!」とご紹介させていただいてたんですが、その最終日に来てくれたのは私と同じ年で、私の娘と同じ大学に通っている息子さんがいる女性の方でした。前々からコンタクトレンズだけだと家に帰ってきてから何をするにも不自由で、と言う話は聞いていて、コンタクトレンズの上から掛ける老眼鏡を2年ほど前に作ってもらってたけどそれだと自由に動けないのでそのうち累進でメガネを作るわ、といってた方でした。
普段は酸素透過性のレンズ(ハードコンタクトレンズ)を使っていて旅行の時などは使い捨てのソフトレンズを使用しているというコンタクトレンズ歴としてはかなりなヘビーユーザーの方です。データ的には−6.00Dくらいの近視に−1.00Dの乱視が入っているのでソフトレンズは本当にたまに使う程度、今までは朝から晩までコンタクトレンズだったけれど40代を過ぎてから手元の見えにくさ、焦点の合いづらさを痛烈に感じているようで、昨年私が累進レンズを作ったときにそろそろ考えたら?ともお話してたんですね。
で、今回メガネを作っていただく際に、「コンタクトの累進レンズと同じように揺れるかしら?」と聞かれたので「?」と思いました。実は累進のメガネを作る前にコンタクトレンズの累進タイプを試してみて、そのときに眼科のコンタクトレンズを担当している人がレンズの購入を強く勧めなかったのだというんですね。モニターとして5組分のレンズを貰ったそうですが、座っているときには快適で手元を見たり遠くに目線を上げても全く自分の目で見ているのと同じ感覚で、「何にも問題ないじゃん」と思ったのだそうです。しかし、眼科から帰る道中車の運転をし始めたら世界がぐるんぐるんと動いてしまって、身体がずーっと大揺れする船の上にいるような気がして運転できなかった、と教えてくれました。なんでも目の中でレンズがぐるぐる動くのがわかって、これは使えない、と思ったのだそうです。
累進のコンタクトレンズについてはテレビ番組の「本当は怖い家庭の医学」でも取り上げられていて、その中で実際に使用していた芸能人の方々はなかなか快適そうだったのを覚えていますが、目の中でレンズが動いてしまうとそりゃあ見え方は始終変わってしまって見えにくいですよね・・・・・。
それと同じ感覚になるのかと心配されたのですが、メガネの場合は上下に度数の変化があること以外の度数変化はないので、その点はコンタクトレンズとはかなり違うと思います。またトライアルレンズを使ってさまざまなレンズを試すことができるので自分の好みにあったものが作れることをお話して試していただきました。
加入度数は1.00Dとまだまだ少ないのですが、ストリームラックスやP−1ウイングクラスだと焦点を合わせるのが難しいという印象で、楽に視点移動できるのはP−1リガードとP−1シナジー、HOYAFD、この3つでした。価格の面や初めて作る「お試し」だということでP−1リガードを使うことになりましたが、このレンズはP−1ウイングを基にしているのですがずいぶん使いやすく改良されているようで評判がいいです。
コンタクトレンズよりも見やすいかも、とお話いただいて、出来上がったらメガネに切り替えようかなと言っていただけました。まぁ、それは実際使ってみてからのことですが、ご自分にとって使いやすいツールになってくれればと思います。