murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

FD11ミリタイプの使用感

日曜、月曜と続けてご夫婦でHOYAFD累進帯11ミリタイプをお作りいただいた方に、出来上がりをお渡ししました。奥様のほうはナイロールだったので加工に時間はかからなかったんですが、ご主人様のほうはツーポイントで形をもっとスタイリッシュにということだったので、見本を作ってから本加工に入るという手順をとったので1日余計にかかりました。
奥様には遠方視の度数がさほど変わらなかったけど加入度数を2段階上げたので、レンズのグレードを上げて視野の広さができるだけ変わらないように、とオススメしたのですがやはり累進帯の長さが今までよりも2ミリ短くなるのがちょっと気になってました。その分手元の度数が早めに視界に入ってくるので、立ち上がったときの揺れが大きくなると考えられるからです。
実際、出来上がりをかけて立ち上がっていただくと、足元が浮いてくるように感じるとうお話でした。レンズの度数は−1.00Dの乱視のみでしたので加入が入ると当然レンズの下のほうはプラスになり、その部分で遠方を見るとぼやけることになります。なのでメガネを若干(2ミリくらいかな)さげて遠方視野を広めにするようにフィッティングを変えて、慣れていただくことにしました。
ご主人様のほうは遠方視の度数がプラスとマイナスのミックスに変化していたので、その遠視の度数が足りなくなっていた分手元も見えづらくなっていたのと、目線の上げ下げがこれまでどおり出来なくなっていたという状況でした。ご本人もそれは自覚されていて、顔をあまり動かさなくても手元がよく見えるようにはならないかとのことでしたので、度数を上げるばかりでなく累進帯も短くしたほうがいいと判断しました。
こちらは加入度数は上げなかったので(但しベースの度数が+0.50D増えましたから手元の度数は2段階UPとなりますが)揺れゆがみの度合いはあまり変化を感じないとのこと、またレンズのグレードを上げたので視野も広くなっているので手元の見易さはずいぶんいい、といっていただけました。レンズの上下幅をそれまでよりも8ミリほど小さくしたので、レンズの終わりまで目を動かそうと思えばすぐ手元が見える、という感じだとのこと。それさえわかっていれば見え方は問題ないとのことでした。
1日先にお渡しした奥様も特に気になることもなく今日は1日掛けているとのことでしたので、このお話は11ミリタイプを今後オススメしていく参考になるなと思いました。
加入度数が上がるとどうしても揺れゆがみが大きくなるので、その時にレンズのグレードを上げると違和感が少なく移行していただけるし、累進帯を短くするときもレンズのグレードを上げることでそれを抑えることができます。お使いになる方がどうやって「見たい」と希望されているのか、それによりオススメしていきたいと思います。



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