murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

AR技術という世界

今日の朝日新聞の記事で、「拡張現実感(AR)」技術というものが実用化されつつあるというのを読んだ。アスパラクラブ aサロン 科学面にようこそ https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/ydmZJonVrD AR技術というとあまり聴きなれないが、実際みているものにコンピューターが作り出す電子情報を重ねてあたかもそれが今まさに見えているように視覚に訴える技術、というなんだか一昔前のSP映画の世界のような「現実」の技術とのことだ。
カメラを通して景色の中の何か、人とかビルとか看板とかを通して見るとそこにそのものの説明書きやら宣伝やら、文字情報が現われたり、実際にはないはずのものを重ねて合成させたりできるという。それがメガネにくっついていたら、そのメガネを通して網膜に直接情報を送り込み、目ではなく脳に直接認識させるということもできるそうだ。例として挙げられていたのは人の個人情報がまるで名刺を直接見ているように目の前に浮かび上がらせるというもので、これは対象者(または物)の側に常にデータを発信する何か(ICチップなり赤外線通信みたいな何かなり、というもの)があれば、また受け取る側の機器がそのデータをどんなものでも間違いなく受け取れる機能があれば、かなりの宣伝効果が期待できるんじゃないだろうか、と思った。
もしかしたらブログで以前書いたかもしれないけれど、この技術が考えられたのはもうずいぶん前からのことで、それこそ映画や小説の中に出てきた街中のすべてのものがコマーシャルで溢れている、なんてのが例えば今年中、そうでなくてもすぐそこの未来に出来上がるかもしれない。しかしそうなると、人の目はますます疲れていくのではないかな、とも思ってしまう。
たとえば網膜や脳に直接データを送ることができるようになるのなら、視力が思うように出ない人や盲の状態の人にも、「ものを認識する」ということが出来るようにはならないものだろうか。今ある視界にデータを重ねるというのは耳の不自由な方にはとても関心が高いとのことなので、ぜひとも有益な活用に進んでいってもらいたいと思う。
3Dテレビが販売される今年、この技術がどんな場面で威力を発揮する技術になっていくのか期待はするけれど、処理しきれないほどのデータが氾濫するような世界にはなってほしくない。




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