murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

HOYAスプリングキャラバン2010

今年のHOYAスプリングキャラバンは2つの大きなテーマについての勉強会でした。またもや自分は行けなくて社長の息子さんが行ってきたので資料を見ながら教えてもらったのですが、第1部の「フォトクロミックレンズ(調光レンズ)」についての説明は14日の記事http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20100314/1268553258 で書いた「加齢性黄斑変性」とも深く関わりがあるとあって注目しました。
調光レンズはいまや無色レンズとカラーレンズの2WAYという「ファッション」ではなく、目に対しての「ケア」としての役割が重要視されているとのこと。紫外線カットとカラー着色することにより目に対しての眩しさ除けにもなりより健康志向の高いレンズという位置づけであるというのです。
紫外線や短波長の光は目に対しての影響が高く、ひいては目の病気に発展するというリスクを持っていますが、それに対して調光レンズはUVカット・可視光線の短波長の透過率を制御のに加えて「紫外線量に応じて自然に濃度が変化する」という特徴を持っています。調光レンズは光の強さではなく紫外線量と気温(より低いほうが濃く変化する)の強さで濃度が変わるのですが、むやみに濃くなりすぎないことで「見る」機能も維持して紫外線と眩しさから目を保護し、紫外線被爆量の蓄積を予防する効果があるというのですね。蓄積されるということは浴びれば浴びるほど影響の出る限界が早まるということですから、これはぜひとも防止したいものです。
また光を浴びたときに感じる「まぶしさ」についても理由を説明していますが、これが「加齢性黄斑変性」のことろで出てきた青い光線と関連があったのです。「まぶしさ」は光に含まれる「ブルーノイズ」と呼ばれる可視光線短波長が眼の中で散乱することと、紫外線から赤外線まで並んだときに短波長の光線は屈折が大きいので手前で結像するためにぼやけるのです。で、それと青い光線よりも長い波長で網膜まで届いた像の見え方にタイムラグが生じるのでそれがちらつき・まぶしさの原因となるわけです。
この短波長(ブルーノイズ)をカットすることでちらつきを抑えることができるしコントラストもあがるのではっきり見えるようになる、ということで、カラーレンズは眼にとっていいことがたくさんあるレンズという話ですね。
販売する場面でも、調光レンズは室内では色が抜けてほぼ無色レンズになるので1本で済むから便利と気に入ってくださるお客さまはいらっしゃいます。また色の濃すぎるレンズでは使える幅が少ないからという理由で調光レンズを選ばれる方はいらっしゃいますが、これからは日常での眼の健康のために使うというのがベストですね。




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