murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

セイコーの営業さんが来店

春なので異動があったんでしょうか、セイコーオプチカルの担当営業が変わりましたということでご挨拶に見えました。
セイコーの営業さんとは通常セイコーの商品は問屋さん経由で入ってくるので年に何回かしかお会いしないのだけれど、前の方はいらっしゃるとレンズの話を結構突っ込んで話してくれるのでなかなか面白かったんだけど、と思ってたら今度の方ももともとはレンズの営業がメインで今回から総合的(ということはフレームの売り込みもありとの話)に担当することになったそうな。大手メーカーさんもそういったところの人員削減なのかしら?とも思いましたけど、おかげでレンズのいろんな話をまた聞けました。
この春各メーカーが一番注目してるのはやはり中近レンズ、「室内空間快適」というのが共通のコンセプトですがどうもそこの部分の考え方は3社3様で、ニコンのプレシオH&Oが中心部で20%の加入に対してHOYAのFDクリアークは37%、セイコーはちょっと前に発売になったルーメストがこれと競合するラインですがこれも35〜37%ということでどちらかというと「遠くよりも中間視野」に重点が置かれてる、といった感じですが、でもHOYAは「初めての遠近両用としての位置づけ」とするのに対し今日のお話ではセイコーは「あくまでも中近」としているようです。特に加入度数が上がってからの遠方視野に対して、加入度数を上げると当然ながら視界の深度は浅くなるわけなのでクラスアップしても同じ中近レンズでは限界がある、というのを明確にしていました。なのではじめから遠近両用と混然とするよりも分けて考えたほうがいいという考えなのだと思いました。
また累進に関して、なるほどなと思ったのはセイコーのレンズにニコンから乗り換えるのは難しいというのとセイコーの遠近両用はより遠視の度数の設定で使いやすいように考えていると言うもの。遠方視に遠視の度数が必要な人のほうが上下に度数の変化を起こす累進レンズは慣れにくく、変化が緩やかでないと使いこなすのは難しい。そのため設計を全体にソフトにして「変化する」と言う部分をできるだけ大きく感じないようにする、というのがレンズに対しての発想だというのですね。
これは普段取り扱っていて感じていたことなので、よくわかりました。こうやってたまにはメーカーさんの話を聞くのは大変勉強になります。




人気ブログランキングへ 日記@BlogRanking blogram投票ボタン

にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録
My Profile by iddy

By TwitterIcon.com