遠視の方の「常用」

昨日のＦＤクリアークを、先日遠視の度数が３段階ＵＰして手元の度数もかなり違ってきていたお客様に勧めたらどうかなぁと思ってる。実はそのお客様は今回の遠近両用キャンペーンのＤＭを見て最近メガネの度数が合わなくなってきたというのもあって来店してくださったのだけど、長年単焦点で慣れてきた所為もあってか遠近の累進レンズでは目線の上げ下げや横揺れの具合がどうにも違和感として残って思うような見え方にならなかったので、結局今までどおり遠方視用と近業用の２本を作ることになったのだ。
そのときすでにこのレンズのことも情報として頭にあり、またニコンの室内快適レンズＨ＆Ｏは販売されているのでこんなレンズもありますよ、とお話したのだけれど、テストレンズがまだないので試していただけなかったこと、中近のトライアルはタクトがあるのでそれで試してもらったけれどやはり横揺れを感じてこれでは使えない、といわれたことで強く勧めなかったのです。
普段は遠方視用のメガネでものを見ているのだけれど、趣味のガーデニングのときは老眼鏡をかけてある程度はなれたところまで見ているというのでそれは眼が疲れるだろうし、それでぼやける視界になれてしまうとそれも遠視を助長させる要因になったりはしないかと思うのだけど、それでも見えないよりはいいというのです。遠方視に必要な度数が＋３．００Ｄと結構強めなのでメガネをはずしてしまうと視界はどこを見てもかなりぼやけるのでそれも納得できるのですが、でもなぁ・・・と思います。
出来上りのメガネを取りに来てくださった時に再びこのレンズの話をして見ましたが、先日私がお話した内容をグラウンドゴルフのプレイのときとスコアを書くときで当然ながら使いたい度数が違ってくるのでそういったときに使いやすいかも、と考えていたんだと教えてくれました。中間から手元への変化は断然緩やかで違和感がぐんと少ないですから、遠方視が甘く出てもいいという場合の常用には使えると思うんですよね。この点を再度説明させていただきました。なかなかいい感じに意識してくださったみたいです。これはやはりトライアルで試していただきたいところですね〜