murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

なんとコンタクトレンズで花粉症治療!?

今日の朝日新聞asahi.comの記事です。花粉症の治療薬をコンタクトレンズと一体化させて、レンズが眼の上にのってる最中はかゆみを押さえる治療薬が涙の中にじわ〜っと浸透していくというしくみで眼のかゆみを抑えるというもの。コンタクトレンズメーカーのシード http://www.seed.co.jp/ と目薬のメーカー千寿製薬 http://www.senju.co.jp/ が開発していて、3年後の実用化に向け今年の秋口から臨床試験(治験)をはじめるとの話です。薬の持続時間は約8時間で、1日使い捨てタイプを製品化していく方向とのこと。
掲載記事HP http://www.asahi.com/science/update/0515/OSK201005140173.html どのようなしくみで涙に浸透させていくのかという図解説明あり
これ、何がすごいかって言うと「コンタクトレンズ」と「花粉症」って基本的に相性最悪なんで、この二つが手と手を取り合って眼のかゆみに効果的な状況を作るって言うのだけでも画期的なんだと思うのです!!!
なぜコンタクトレンズと花粉症の相性が悪いか、ですが、花粉症の症状としてある「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」の中でもこと目に関して言えばかゆみがとにかく我慢できないほどになってくるという方が多いと思うけど、これがひどくなるとアレルギー性結膜炎に発展してしまうのですね。もともと眼には自浄作用としての涙が存在していて、ほこりやごみ、花粉がついたりしたら涙で洗い流してくれるのが、コンタクトレンズがあるとそこに付着してアレルギーのもとが眼のなかにずっとい続けることになるわけで、花粉症の季節になるとコンタクトレンズ使用者で眼のトラブルが増えてくるのは眼のなかの汚れや異物が普段よりも多くなることが原因の一つだったりするのです。
これを予防するには花粉症の治療はもちろんだけど、コンタクトレンズを清潔に保つこと、洗浄をこまめにすること、一番いいのは使い捨てのコンタクトレンズにすること、となるわけだけどそれでも目のかゆみからコンタクトレンズが入っているにもかかわらず眼をこすってしまうという人がいるので結果眼に傷がついてしばらくコンタクトレンズの使用ができないなんてことになる人も。そういった状況を考えると、このコンタクトレンズの開発はやはり画期的ですよね。
ただ注意したいのはこのコンタクトレンズを使ったからといって絶対異物混入にはならないというわけでもないし、花粉がレンズに付着しないというわけでもないのだから使い捨てであるという部分やコンタクトレンズ自体の使用方法(丸々1日入れ続けないとか、一度目からはずしたレンズを再度装着しないとか、ということ)は守らなくちゃいけないと思います。
毎年、コンタクトレンズ使用者で春先になるとアレルギー性結膜炎が悪化して2ヶ月3ヶ月とメガネで過ごさなくちゃいけない、でもメガネを持ってないから作って欲しい、というお客様が何人かいらっしゃいますが、眼を疲れさせないためにも、目のコンディションのためにもコンタクトレンズの長時間使用は避けたほうがいいのです。コンタクトレンズとメガネをうまく使い分けしてもらって、快適な視生活を送ってもらいたいと思います。




人気ブログランキングへ 日記@BlogRanking blogram投票ボタン

にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録
My Profile by iddy

By TwitterIcon.com