murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ガラスレンズから「軽いのにして!」とのご希望

正月も三が日を過ぎると人のお出かけが多くなるようで、今日は昨日までと変わってメガネの調整や作成の相談が結構ありました。私よりも一つ年下の女性の方から「最近手元が見えにくくなった」とのお話を聞いて、一応見え方の確認をしましょうか、と調べさせていただいたところ、近視自体は今よりももっと強くしないと遠方視力が1.0出てこなくて普段の目の使い方に問題があるんじゃないかなと言うことがわかりました。なんたってこの方は大型トラックの運転手さんですから、視力がちゃんと出てないといけないのに右目に対して左目が3段階くらい見え方がおちるんです。バランスが悪いって事ですね。尚且つ乱視が現在使用中のものよりも強く出ているので、ご本人曰く「休みボケで見え方が悪いんじゃ?」とのこと、そんなことはないと思うんですが正確を期すためにもう一度午前中に調べなおすことにしました。
近視でガラスレンズを長年使ってらっしゃる男性の方からは、もっと軽いメガネを作りたいとのご相談がありました。軽いメガネを、となればレンズをプラスチックレンズに変えていただくのが一番なんですが、今までガラスレンズを使ってる方にまず気をつけていただきたい一番の点はやはりレンズ自体の硬さです。汚れたからといってざっと乾拭きなんかされるとすぐにキズを入れちゃいますから、お手入れの方法をしっかりと覚えていただけないとどんなに値段の高いレンズを使っても同じですから、と最初にお話しました。なんたってこれがプラスチックレンズに変えて発生するクレームの第一ですから、先にお話しておいてご理解いただけないと作っていただいてもすぐにキズだらけ、無駄な買い物をした、なんてことになりかねませんからね。
しかしプラスチックレンズの方がいい点が多くて、紫外線カットがあったり重さが半分になったりと使い易いメガネになることは間違いないですよ、とお話しました。度数は調べなおしをしたところ、今までよりも近視が4段階くらい全体で強くなっていて、昨年他店で作ったという遠近両用メガネも見えづらいとのことであわせて確認したところ前データをそのまま利用して作ってあったので、現状では手元用の度数は裸眼よりも強すぎるプラス方向の度数が入っていたのがわかりました。うーん、どんなご注文方法をされたのかはわかりませんが、やっぱりメガネはたとえお客様から同じデータでと言われても見え方の確認はしたほうがいいなぁと思いましたね。
結果、新しい度数でガラスレンズと同様の球面のプラスチックレンズを使って、ナイロールフレームで作りました。重さは今までのメガネの約3分の2です。明日来店予定ですが、気に入っていただけるといいなぁ。
ところで、帰省している義理の弟から「メガネの直し方」の質問をされました。彼は遠視で、某大学で映像解析の仕事をしているので目は仕事の要なんですね。で、昨年作ったメガネはまだいいとして、その前に作ったメガネのつるを曲げてしまったから何とか自分で直そうとしたら真ん中から湾曲して収拾つかなくなってしまった、というんです(・・・なんつーことを!もうちょっとがまんして持って帰ってくればよかったのに!!!)話の内容から、ヨロイ(前枠とつるの接合部分、ほかよりもちょっと幅が広いしL字型に曲がっている)が広がってしまったんだとわかるんですが、その広がった場所を元に戻すんじゃなくて真ん中のブリッジ(右と左のレンズを繋げている部分)を内側にまげてしまって、顔にはかかるようになったけど見え方がぼやけて見えておかしいというんですね。
そこで、まず基本はレンズを外して全体を客観的に見ること・幅が広がったとか掛け具合が悪いからと言って枠の真ん中からは絶対に曲げないこと・真ん中が広がっている(顔に対して逆に反り返っているなど)と認められたときには専門店に持っていくこと、と説明しました。しかしそのメガネはそれ以上構わないで専門店に持っていけ、と放しましたが。
うーんうーん、メガネの直しはポイントさえわかれば全然難しくないんですが、それがまず思いつかないみたいですね。「レンズを外して直すんだよ」といったら「レンズを外したら元に戻らなくなる!」と驚いていましたからねぇ・・・・・
明日からしばらく、「メガネのフィッティング」についてお話ししていくことにします(笑)



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