murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

今夜の「たけしの本当は怖い家庭の医学」

毎回楽しみで見ている「たけしの本当は怖い家庭の医学」、今夜は疲れ目の原因である「隠れ斜視」と「隠れ遠視」の話でした。

たけしの本当は怖い家庭の医学 http://www.asahi.co.jp/hospital/

文字通り、この「隠れ」と言う部分に怖さが隠れてるんですね。特に斜視の場合はさほど大きなずれではない場合は自分では気がつかないし、病院でもなかなか見つけられないのだということを番組で取り上げていました。
子供のときに起こる調節性内斜視である場合は、ピントを合わせるために調節するのに過剰な内寄せが起こるために出る症状であって、ほとんどが遠視であるのできちんとした矯正を行えば状況は改善します。しかし、大人になってからの自覚のない斜視というのは、斜視自体もともと眼の上下左右の動きをつかさどる「外眼筋」のつく位置が微妙にずれていて、真っ直ぐ前に向く位置に眼がついていないということなのでその状況自体は治るということがありません。外見上にも目立つ、極端に眼の位置がずれている場合は手術によって治すことができます。でもほとんどが無意識下で外眼筋で位置調整しているので自分も周りも気がつかないことが多いのです。微妙な内斜視の場合は手元とか見るときには必ず眼は打ち寄せしますから、わかんないと思います。でも内斜視のほうが薄い外側の外眼筋を使って位置調整をするので負担が多いのだそうです。
しかし見た目の位置よりも問題なのは両目を使って物を見る「両眼視」に異常が起きている場合、視力低下も出てくることがあったり、番組でも紹介していたけれどものを見る機能自体に支障が出ることがあるのです。斜視が出ている側の眼が両眼で見ているつもりでも本当は見ていなかった(使えていなかった)りして書いてある文章のなかで何度も同じ行を読むというのは、今まで目を調べさせていただいてて何度か相談された内容でした。ほとんどの場合がきちんとした矯正をすることで問題が軽減するんですが、プリズムを入れたメガネの度数を眼科で処方していただく場合もあります。
遠視については今までもたくさん書かせていただきましたが、義理の弟(と言っても学年は一つ上で年は同じ/笑)がまさにこの番組で紹介されていた「簡単遠視チェック」で焦点距離が50センチ超えの遠視でして、普段はパソコンのモニターチェックがずーっと続くような仕事をしていて、頭痛や肩こりなど疲れ目の結果こういうことが起こりますよと言うサンプルとして紹介されていたとおりの生活をしているのでなんか「危機感」を感じていたようです。
「隠れ遠視」はもともとの遠視の場合もそうですが、40代以降になって表面化する「老人性遠視」の場合がなかなか改善まで持っていくのが大変です。なんたって自分は眼がいいと思っているわけで、メガネが必要だといわれてもそれに感覚的に慣れるまでに時間がかかるんだと思うんです。で、眼の中では遠視であると気がつかないように無意識状態で調節しているわけで、水晶体を膨らませて焦点が網膜に当たるように調節している、そうであるのが自分としては当たり前でいつもそうであるように脳から指示が出ているといった状態をいきなりメガネを掛けて調節はいらないよ、と言ってもすぐには慣れないんですね。でも、あとあとのことを考えると遠視である・メガネが必要である、とわかった時点で慣れていっていただくのが一番いいんです。
どちらも、なんかおかしいな?と思ったら専門医に行くのが一番です。どうしても病院はやだなーと思ったらウチのようなメガネ屋でもいいんですが、要はおかしいなと思っても疲れてるだけだろ、として放っておかないことですね。疲れてる、と言うのは立派な「異常」ですから、早めにご相談いただくのがいいと思います。





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