日本製にこだわる
ありがたいことに、ニコンレンズセミナーの資料を頂いてその講習会の中身の一端を知ることが出来た。なんか先日のＨＯＹＡのセミナーと同様、販売する側の資質を強化するというか『メガネそのものの価値』を再確認して尚且つ付加価値をつける、そのためのレシピと題して手取り足取りとても細かくご指導いただくという感じで実際読むのが大変なんですが（汗）、でもじっくり読んでみると今までのセミナーの繰り返しのような「当たり前だろう」と思うような説明の上書きではなくて、購買・消費者側の疑問点を丁寧に掬っているという感じがしたんですね。なんか、結構前に私自身が参加したニコンのセミナー（４年ほど前になるのかな？）は自社製品の説明と言うよりも自慢って感じがしてたんで（その頃のセミナーは他のメーカーも同じようでしたけどね）ずいぶん変わったんだなぁと思います。自分が何かものを買うときもそうですけど、モノを売る側にはその商品の知識を十分持っていて欲しいと願うこともさることながら、それを使って「何」に役に立つのか、「どう」役に立つのか、必要性があるのかを吟味するアドバイスも欲しいわけですから、メガネを販売している「自分」はそのためのコンシェルジュに成る必要性があるんだろうな、と今回の資料を読んでて思いました。
以前ここでも書かせていただいたことのある「ＭＡＤＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮ」、日本製にこだわるというニコンの新しいビジョンですが、これも読んでいるとなんとも気持ちいいくらい「こだわっている」んでこのパンフレットはぜひ手にして読んでもらいたいと思いましたね。なんたって綺麗、色合いが、赤と白のコントラストがきつすぎず繊細で、しかしくっきりしているというレンズそのもののコンセプトと合ってますよね。やはりこれを推し進めている現在のＣＥＯがフランスの方だと言うので、そこらへんの美意識はひとかどではないといったところでしょうか。
レンズの性能については時々Ｑ＆Ａサイトなんかでどこのメーカーの製品がいいとかどのメーカーさんのこの製品がいいとか名前が挙がっているのを目にすることがありますが、実際メーカー側が日本製にこだわって宣伝すると言うのも初めてなんじゃないかなと思いますから、これが皆さんの目に触れて品質の良さと言うものを実感してもらえればなとも思います。
参考ＨＰ
ニコンの「こだわりという美意識へ」ＭＡＤＥ ＩＮ ＪＡＰＡＮ サイト http://www.nikon-lenswear.jp/madeinjapan/
