murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

拭きかた次第で違う結果に!のマニュアル

今回の「HOYAオータムキャラバン2009」で、参加特典としてもらってきた中に「拭きかたしだいでレンズは長持ち!!」説明マニュアル」と言うのが入っていました。講習会自体ではさほど時間をとって説明されなかったようですが、こういったマニュアルや解説シートがあるとお客様に向けての説得力が全然違います。同じことをお話しても、耳からだけ入ってくるのと目と耳を使って入ってくる情報では、断然目から「視覚に訴える」ものがあるほうが記憶と印象に残るのだと思います。
プラスチックレンズがメガネレンズとして一般的になってきた20〜25年位前あたり、ガラスレンズよりも割れにくいという説明がストレートに「割れない」と伝わった為に起きたクレームがたくさんあったように記憶しています。そのころメガネ屋としてはじめてのお店(眼科併設店)に勤め始めて、プラスチックのオススメポイントとして「軽い」「割れない」を挙げていたことは確かなんですが、当時の店長の話として覚えてるのが野球のバットが当たっても割れないと言われたのに割れたといってクレームになった話とか、車で轢いたら割れたとか(そりゃーそうだろーと思うでしょうが、割れないって言われたから割れないんだろうって言われるのがクレームなんですよ)通常だと思いつかなかったような話がたくさん出てきたので、形のあるものだから割れない壊れないというのはありませんよ、とこれからは説明しなさい、と言われたことがありました。そのうち製造物責任法(PL法)ができてどこまでが製造メーカーの責任か使用中の責任かとか話題になり、メガネのお渡しの時には必ず説明書を付けるようになったんですが、このレンズの傷に関しては最近本当に多くの方から問い合わせやクレームが来るようになっているんです。
説明マニュアルは、どんな使い方をしているときに傷になりやすいかというのが大きく写真で掲載されていて、その裏面でレンズに傷がついてしまったらそのものを直すことはできないという説明から始まります。引き合いに出されているのは新車と指輪です。どちらも高価ではじめは大事にしていたけれど、そのうち目に見えないキズには注意を払わなくなっていった経験はありませんか、と問いかけています。車とか指輪以外にだって、大事にしていたはずのものはたくさんありますし、それにキズがついてしまって残念と思うことはあると思います。しかし、直せるものは見た目に問題ないくらいまで直すことは出来ますが、メガネレンズの場合はそうは行きません。レンズとして出来上がってくるまでの行程でクリアしなければいけない問題がたくさんあり、それが複数の行程を通って出来上がるものなので、傷一つだけを直して済むというものではなくなっているんですね。なのでレンズのキズの修理というのは出来ないんです。

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では、傷をつけないためにどうしたらいいのか、をその原因を2つに絞って取り上げています。一つは「空気中のチリやホコリ」もう一つが「乾拭き」です。
空気中のチリやホコリは、目に見えないくらい小さいものですがそのほとんどが砂や鉄粉などですからそのものはとても硬いものです。
そのチリやホコリがついたメガネレンズを乾拭きするというのは、わざわざ硬いものでレンズの表面を引っかいているようなもの。綺麗にしようとしてごしごしこするのがかえって逆効果になったりするのです。
そのキズがつかないようにするための推奨する拭きかたとして、3つのポイントをあげています。1、水洗い レンズ表面のホコリ・異物を洗い流す 2、水気を「押し拭き」 ティッシュペーパーで「こすらずに軽く押して」水気を取る 3、綺麗な布でレンズ拭き メガネ専用クロスで仕上げ拭きをする この仕上げ拭きですが、サンドイッチをつまむくらいの優しい力加減で拭くように、とあります。これも図解説明がありますので結構わかりやすいです。
HOYAは昨年(だったかな?)メガネの取り扱いDVDを出してたりして、メガネは扱い一つで長持ちするということを謳っています。「さっと」「そっと」=「もっと」なんだそう。なるほど、早速明日からお渡しのときの締めの言葉にさせていただきます。



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