murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

秋のニコンセミナー、キーワードは「ベネフィット」

昨日長岡にて、秋のニコン・エシロールレンズセミナーがありました。今回も参加してきてくれたのは社長の息子さん。眼鏡学校の通信教育でメガネの勉強してる最中ですもん、メガネのセミナーにはどこにだって行ってもらいます(笑)
今回のセミナー、話題の中心はレンズの説明だったそうで(ニコンのセミナーは大概そうだと思ったけどね/笑)新しく発売になったシープラウドパワー、プレシオホーム&オフィス、プレシオミニの3タイプのレンズとその使いこなし術といったところでしょうか、「マルチペアメガネ」という提案がされたそうです。
「マルチペアメガネ」と聞くと「?」と思うのだけれど、結局これは複数所持の使い分けと言うこと。しかし今までは最大10本持って使い分けしないと快適にはならないよ(といってたメーカーがありましたよね・・・・・ONとOFFで2パターン×遠用・近用・遠近・中近・近々またはサングラスで10本)といってたのが、ライフスタイルによって6パターンのうちどれかに当てはまるだろうからメガネは2本でいいですよ、という感じ。
より快適に、より負担なく視生活を送るために選択=そのメガネを使うことで自分の得になる=「ベネフィット」。このベネフィットを理解していただけるために、ユーザーに目で見て体験していただく、いわばお客様に対してプレゼンテーションしていくためのツールの活用法とかも紹介されて、なかなか見ごたえのあるセミナーだったと聞きました。
ベネフィットというのはつまり「顧客満足度」ということになると思うのだけれど、たとえばかけかえをしたくないがために累進レンズを選択したお客様は複数所持は選択しないだろうと思うし、メガネは2年くらいで度数変化が来るからたいして高いレンズは必要ないと言うお客様も増えている現状で、この「顧客満足度」でレンズの需要増を開拓していくのは難しいしなにより販売する側の質が問われることではあると思うんですね。
どんなにいいレンズをメーカーが販売していたってそれをきちんと説明できないと伝わらないし、その「説明」そのものも単純に難しい言葉の羅列じゃあただ複雑でわからないだけになってしまう。シープラウドパワーを販売するに当たっては、そこをより簡単に、直接的に説明するツールとして「ビジョン・シュミレーター」と言うソフトを活用することになるのだけれど、それが私も販売しててイマイチどう説明していいかわかんなかったインセット計算が画面上で説明できるし、必要なデータを入れることで最適なインセット量が短時間で表示されるのでわかりやすいし、お客様に対しても「オーダーメイド」のレンズって言う部分をより一層強くアピールできると思うんです。そこが低価格帯レンズとの差として存在する「安心」ってところなんですね。
ニコンのほか、HOYAもセイコーもこの「完全オーダーメイド」レンズに関してはシュミレーションソフトを用意しているんですが、それはこのクラスのレンズは「完全オーダーメイド」であるがゆえにトライアルレンズを用意できないという問題点があるからなんです。見え方の違いを説明するには、一番いいのはトライアルレンズで見比べていただくことだと思ってますが、さすがにこのクラスのレンズはそれが出来ない。なぜなら「一人ひとり出来上がってくるレンズが全く違うから」なんですね。てことは試すことなくレンズの購入をしていただくことになる。責任重大です、うん。
がんばろー!