murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ものを見るための希望の距離

体のご病気が元で2年前に累進レンズから遠く用と近く用のメガネ2本に変えたお客様から、今回40センチの距離でものがよく見えるメガネが欲しいと言うご希望をいただきました。前回はテレビがしっかり見えるメガネと、趣味である三味線の楽譜がよく見えるようにということで遠方視専用と80センチの距離にあわせたんですが、そのときも新聞を見るためのメガネが要るかどうかかなり悩んだんですよね。しかし、ご自分の調節力も使ってだと思うんですが、2年前はまだそれほど不自由を感じなかったのが今では手元はどこにも焦点が合わないとのことで、3段階ほど強いメガネを作ることになりました。これで新聞の株式欄も拡大鏡無しで読むことが出来るとのことです。
また今日はもうお一方、御詠歌の練習のときにどうしても字を追って行くことが出来なくなってきた、と言う80歳代の女性のお客様がどんなメガネを作ったらいいか、とご相談にいらっしゃいました。最初は今かけているメガネ(遠視+遠視性乱視)のレンズだけを交換して希望が叶わないか、とのことだったんですが、そのためには累進レンズにしないといけないということでお調べしたところ目線の上げ下げがなかなか難しい、目蓋がだいぶかぶってきているので下を向いているときの視界がキープしにくい、と言う理由で手元用を別に作ることになりました。
お聞きすると、この手元用が今までではじめて作る自分専用の近距離作業用のメガネだそうで、これまではご主人のメガネを借りてどうしても細かいものを見ないといけないときの急場をしのいでいたそうです(って言う話もすごいですが!)さすがにご主人の累進メガネは使いづらかったと言うのですがなんたって「人」が違うので必要度数だって違うんですが、そんなもんは自分には関係ないって仰るんですねぇ・・・(かなり豪快なおばあさんです、うん)
実際テスト枠で専用の手元用度数を設定して使ってみていただくと、かなり快適だったようですぐにも欲しいと言っていただけました。見たいところがこれだけ見えるなら、早く作ればよかったとも言っていただけました。
希望にあわせるためにはきちんと調べることも必要ですが、何よりどこを見たいのかを知らないといけません。しつこくいろいろ聞くのは面倒に思うかもしれませんが、快適に使えるものを作るため、とご理解いただければと思います。



人気ブログランキングへ 日記@BlogRanking blogram投票ボタン

にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録
My Profile by iddy

By TwitterIcon.com