murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

近視の方の遠近両用メガネ2件

今日承った近視の方の遠近両用メガネで、なんか対照的だなぁと思った2件がありました。いままでHOYAGPを使っていた方と、LHI2というガラスレンズでの遠方視用のみだった方、お二人ともメガネを作りに着てくださったのは6〜7年ぶりという久々な状況です。
最初に承ったのは女性の方で、視力に左右差がありました。この方はいままでGPを使ってて遠近両用の経験ありだったんですが、最近は仕事柄パソコンを長時間使用していて度数が合っているいないというよりも「見え方」自体がなんだか合わないような気がする、というお話でそれが解消できるメガネがほしい、というご希望でした。今回のキャンペーン対象にはGPレンズが入ってなかったので、HOYAばかりでなくセイコーとニコンのレンズも試してもらったんですが、中間部分の見え方はセイコーP−1シナジーが一番楽に見え、手元の見え方に持っていくまでの視線がなだらかで特に違和感はない、というものだったんですね。GPレンズというのがどちらかというと単焦点レンズで考えると球面レンズ的な揺れゆがみを生じることがある、というのを先日営業さんから聞いたばかりだったので他のレンズを勧めるのにはかなり慎重になったんですが、P−1シナジーの中間部分の広さがその違和感を弱めてくれたようです。
LHI2を使っていた方は男性の方で銀行の支店長さん。仕事柄書類に目を通すことが多くて近頃はメガネをずりあげて見ていることが増えてきたのがとてもわずらわしく、掛けはずしが必要ない遠近両用に興味を持ってくださったんですが、まずガラスレンズではなくプラスチックレンズとなるのがどうかなぁというのと、レンズの設計自体どんな感じで自分の中に取り入れることができるのか、見え方の確認をするまでにまずはいろいろと試されていて、また質問もたくさんされて、納得するまで検証する、といった感じでした(なんかさすがだなぁ、と思ってました/笑)
実際には見え方の確認は社長がしましたが、レンズの選定はその前に現在のメガネを元にしてやってました。今回のキャンペーン対象レンズの中でも揺れゆがみの少ないものを一通りかけてもらいましたが、この方の場合はセイコーP−1シナジーはポイントがぼやけて見づらいとのことでニコンのプレシオパワーとHOYAFD・IDの3種類からということになったんですね。この3つが残った理由は「焦点がすぐに合うから」というもので、中間の見え方よりも遠方視と近方視がきっちりと合うことが求められました。結果はHOYAFDになったんですが、IDにならなかったのはFDと比べてもあまり差が感じられなかったから、というものでした。
近視の場合、手元はご自分の眼(裸眼)で見てもクリアに見えることが多くて、遠近両用レンズを使うと逆に視界が狭まって使いづらいというご意見をお聞きしますが、最初の方の場合には左右差があるために裸眼では余計に見づらくなることがなだらかな変化を選んだ一因でいると思いますし、ガラスレンズを使っていて手元はずらしてみていた方のほうは裸眼でも手元は問題なく見えるためにその見え方から大きくはずれないレンズを選んだんじゃないかな、と思いました。
今回のキャンペーンではテストレンズの数が多いので、いろいろ試してもらってその中でどんな見え方にしていきたいのかということをお聞きしていけるのでそれがとても参考になります。この二つの例の違いもとても勉強になりました。




話が変わりますが。
レーシック手術での角膜混濁の件。今朝から何度かニュースで取り上げられているので気になっていろいろとネットで調べてみました。私自身はレーシック手術自体はきちんとした検査と手術方法であれば問題は少ないと思いますが、なにしろ「手術」ですのでそれほど簡単に考えられるものではないだろうとも思います。またメガネ屋だからというわけではなくリスクの度合いを考えて、メガネやコンタクトレンズで問題なく過ごしていられるのならレーシック手術は必要ないという考えでもあります。今日何件かの眼科をチェックしてみて、「安くて簡単に手術できる」という感覚のうたい文句を掲げている眼科があることに驚きましたが、逆にすごく慎重な手順を載せているHPを公開している眼科もありました。
新潟では眼科といえばまず名前を聞くのが「児島眼科医院」http://www.kojimaganka.com/home/ なんですが、そこのHPは手術内容から検査〜手術〜術後検査の流れをかなり詳しく説明していましたし(この眼科はマイクロケラトームの術式でした)、入院施設もあるとのこと。ほかには以前うちのお客様から「ホテルみたいな病院」とお聞きした山口眼科医院 http://www.yamaguchi-ganka.com/ や上越の石田眼科 http://www.ishidaeye.com/ が揚げられます。こちらは手術までは約2ヶ月かけて適合検査やビデオによる説明会があるそうです。
全国的となると錦糸眼科 http://www.kinshi.or.jp/ がイントラレーシックの説明やそもそもレーシックとはどんな風に手術してどこまで角膜を削ってもいいのか、角膜をどのくらいの厚さ残すのかなどから用語説明など、さまざまな事柄が載っていて、わからなかった専門用語も理解できるのが安心できますね。どの機械を使うとどんな仕上がりになるのか、そこまで載っているのは驚きでした。
同じレーシックでも価格は両眼で10万円から高いところで50万円くらいまでと眼科によってさまざまです。説明を聞いて納得できて、安心だと判断できればいいのかなぁとも考えますが、もう一度「メガネでもいいのなら手術しなくても」とは思います。




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