murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

累進レンズ選択ナビソフトを使ってみる

セイコーより発売になったカスタムメイド遠近両用レンズ「スペリオールP−1」のレンズ選択用ナビ「Sperior P-1 NAVI(スペリオールP−1ナビ)」が販売店用のサイトからダウンロードできるようになっていたので早速使ってみました。このレンズは実際に作るレンズ度数のほか、使う人の趣味や趣向、普段の生活でどこを見る機会が多いのか何を見ているのかといったところを選択項目に加えて、なおかつ累進帯長「1ミリ」前傾角度「1度」の単位でレンズを設定していくというもの。累進帯長は、9種類<10〜18ミリ(1ミリピッチ)>、基本設計は3種類<遠用すっきり、「視野・ユレ」バランス、近用ゆったり>、近用内寄せ量は51種類<0〜5ミリ、0.1ミリピッチ>、前傾角は10種類<10〜20度、1度ピッチ>と設定項目はすんごく細かい!内寄せ量はPDとか選択項目を吟味して自動的に最適な数値を出してくれるようなんだけれど、これも左右別々に設定できるようなんですよ(・・・そこまでするのかなぁとちょっと疑問ですが)
私のデータでやってみたところ、スペリオールP−1のSBタイプ14ミリ、内寄せ量左右均等の1.8ミリでした。選択項目の中には既存の使用レンズがなんなのか他メーカーのレンズラインナップが出ているところもあって、今まではHOYAのレンズでしたとかニコンのレンズでしたなんてのを入れ込んでそのレンズのどこが不満かなんてのを入れたり出来るんですね。現在使用中のレンズの累進帯を11ミリとして、横揺れが気になる、と入力していったところ、最終的に選ばれたスペリオールP−1のレンズ説明でも「揺れゆがみが気になる場合はあります」と言う但し書きが出てきました。14ミリとなって出てきたのも「揺れゆがみ」の軽減というのが理由なのかなと思いますが、フレームの上下幅を30ミリ以下にすると11ミリで出てきたりするのでケースバイケースなんですねきっと。
そういえばHOYAのトリニティもレンズ選択ナビがありましたが、このクラスのレンズになるとすべてがフルオーダーなのでテストレンズが存在しない(というか一人ひとりの設定が違うのでテストレンズ自体作れない)のでこういったナビをどこまで使いこなすかが重要になって来るんだと思います。
うーん、でもなー・・・・・とそこで思ってしまうのは、やっぱりテストレンズで試してみないとレンズ設計の違いがどんなものかとか、自分との相性とかがわからないだろうなってところで、セイコーもニコンもHOYAも遠近両用のフルオーダーレンズを出していますがそれまでそのメーカーの遠近両用レンズを使っていて相性がよくわかっていればこそ選べるんじゃないかなぁと思ってしまうんですね。


先日今までとは違うメーカーの遠近両用レンズを試していただいて、ニコンのプレシオパワーを選んでいただいた方に出来上がりをお渡ししました。近視の度数も上がっていましたし加入度数も倍くらいの度数になってはいたんですが、横揺れをほとんど感じないという感想をいただいて帰りにはそのままかけて帰られました。前のレンズになれるのに1年くらい掛かっていたということなんで、「レンズが違うだけで全然違うんだな」と言ってくださいました。まぁねー(笑)このレンズはこれまで販売してみて今のところ一つもクレームないですもんね。それだけいいレンズなんだと思います。




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