murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

鼻パットの選び方

眼鏡部品のメーカー「PEARL(パール)」さんから鼻パットの選び方のパンフレットを頂いたので今日はそれを勉強してます。まずは「シリコンパット」と「プラスチックパット」の違いからT君に話してたんですが、実際に触ってみるとこの違いは明確にわかります。シリコンは柔らかめですべりづらくてプラスチックは硬いんですね。

パールのテクニカルニュースより
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鼻筋が通っている方にはフラットタイプで、カーブしている方には球面タイプで、という説明がされてますけど、ほとんどフラットタイプで問題なくフィッティング出来るように思いますね。左右対称をつけなくてはいけないというものではない、鼻の形や鼻筋に合わせて左右を変えてもよい、というんですが、左右違うパットが付いていると結構目立つので、左右は同じものを入れるほうがウチの店では多いです。カーブのきつめの鼻筋の方の場合には丸型のシリコンパットを使うことが多いですね。
鼻の高い方には幅広の部分が鼻頭に当たるように、低い方には細い部分が当たるように、というのはやってみると結構上手くいきます。これはホールド感がどっちが強いほうがいいか、と言うことに関係すると思うんですが、鼻の低い方は絶えずずり落ちるという心配があるので、落ちる側にホールド感の強くなる幅広を持ってきたほうがいいですね。これに対応できるように、最近ではパットのちょうど真ん中にねじ込みの金具が付いてるものがあります。
フラットタイプのほうが皮膚に食い込みが少なく、球面タイプはカーブのあたる部分に一番強く力が加わります。面積が大きい方がその感じ方は大きく、小さいものは少なくてすみますが小さいもので立てるようなフィッティングになっていると、差込感があって痛くなります。鼻のあたりが痛いな、と思ったら、小さめのシリコンパットにまず変えてみて、今までよりもフラット気味にフィッティングをしなおしてから様子を見ていただく、ということをしていきます。
ただ、フィッティングはすぐにいいかどうかわかんないので、2〜3時間ほどかけて頂かないと本当のところはわかりません。フィッティングをし直したあとは、できれば、結果を教えていただきたい、といつも思います。