murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

ツーポイント枠のレンズデザイン変更

ツーポイントフレーム(フチなしフレーム)の場合、よほど形が特殊なものは難しいですが、基本形に近い形の場合(オーバルとかウエリントンとかボストンとか)はその基本形に則ってレンズデザインを変えることが可能です。一番一般的なのは大きさを変えることですが、ここ最近の小さめ枠の人気で以前使っていたメガネのレンズの形だけ変えたい、と言うご相談は結構あって、上下幅や角の丸みなんかも希望に沿っていこうとすると型板作りから手作業で行うこともあります(ただし最新型の加工機はこの作業がモニター上で出来るものなんかがあります!いいなぁ)
今回承ったのは女性用の形見でもらったと言う18金フレーム、ご自分の眼にあわせて度数を変えたいと言うもので、あわせてデザインを小さめにしたいと言うものでした。

f:id:k-hisari:20090618161701j:image
f:id:k-hisari:20090618161757j:image

上:デザインを変えたものを右左で違えていれてある見本。これを実際みてもらってどっちがいいか決めてもらえればなぁと言うところですが、店のスタッフの意見はみんな「左がいい」とのこと。うーん、そうですか〜
下:今まではいっていたレンズとふた周り小さくした右レンズ。サイズは56もあってご依頼人の方の顔の大きさからすると4周りくらい小さくしてもいいんですが、鼻のアームの高さと長さがあるのでサイズは54に小さくするのが限度と言うところです。
レンズデザイン変更をする場合には、必ず右左で違う形の見本を作ってお客様に確認してもらってから本加工に入ります。見本がないとどんな出来上がりかわかんないと言うのもあるんですが、デザインを2通り作る理由は好みがどんなものかわからないから、と言うのがあります。なので丸みのある系と四角い系の2通り作ってみて、ご本人はどっちが好きなのか、選んでもらいます。これがなかなか興味深くて、私がいいと思っていたのと違うほうになることが結構あるんですね。気に入らなければ作り直しということもあって、今までで最高4回作り直しをしたことがありました。
全く新しく作る場合、他のブランドでもメーカーでもいいんで「こんな感じで」といわれると想像つきやすいんですけど。そうも行かないんでシコシコとヤスリで削りながら作ることがやっぱり多いですね。




人気ブログランキングへ 日記@BlogRanking

にほんブログ村 健康ブログへ  
Yahoo!ブックマークに登録