murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

メガネケースへの入れ方

シルバーウィークから休みが続いた所為か、メガネの修理・型直しの依頼の多い週末でした。一番多いのは幅の広がり水平のかたつきなどの変形で、お聞きした中では顔に掛けたまま寝てしまったと言うのが多かったです。また、こちらに帰ってきたご家族がおじいちゃんおばあちゃんのメガネの直しを持ってきたというのも多かったですし、そういう理由では補聴器の相談も多い週でした。
中でも、こういう理由でメガネが変形するのか、と思ったのがメガネケースへの入れ方が完全(と言うか正確)でなかった所為というものでした。
メガネケースの形の四方が大体同じ厚みを持って形成されているもの以外は、蝶番の方向かその反対方向どちらかが厚みがあってその反対は結構薄くなっていると思うんです。メガネケースの横から見て、断面図を思い描くとわかりやすいと思いますが、その厚みのあるほうは3センチぐらいあって反対は1.5センチぐらいなんていうのもあります。で、この厚みのあるほうにメガネのどちら側を収めると収まりがいいかというと、顔にかけているときの眉毛の側、上下で言えば上のほうを収めてもらうといいんです。また、ケースのふたを開けてみたときにたたんだツル(テンプル)がみえているといいんです。
これはメガネをたたんで横から見てもらうとどうしてそれがいいのかがわかってもらえます。顔にかけているときの左テンプルを先にたたんでもらって、右テンプルを重ねてもらうと一番安定するようになっているんですが、そうやって見ると眉毛側(上)からテンプルの先のほうが向いてる側(下)に向かって幅が狭くなっているはずなんです。レンズの部分が前傾して、テンプルとの橋渡し部分であるヨロイと言う部品がある所為なんですが、これが窮屈にならずに収まらないと変形につながってしまうんですね。
昨日持ち込まれたメガネの変形は、かなり薄型の蝶番のところにバネが使われているケースを使ってらっしゃる方のものでした。結構力の強いバネなんですが、そこに収まり具合を確認しないでメガネが逆さになっているのにばしんと締めたものですから、テンプルが押されて傾斜がつきすぎてしまっていました。入れる方向さえ間違っていなければ問題なかったとも思いますが、ケースが小さすぎたともいえます。
小さすぎるケースや布などで出来ている柔らかいケースが変形の原因になっていることが多いです。ただメガネの出し入れをしているだけで負担をかけている場合もあるのですが、踏んだり落としたりと違ってそれが変形の原因であるときがつかない方も多いんです。
新しいメガネを作っていただいたときにはウチの店では必ずケースをサービスでお付けするんですが、掛け心地の調整をしてから収まりがいいのかどうかの確認をして、その上で選んでもらってます。それと、どんな入れ方をされてもある程度余裕が出来るようにゆとりのある形しか仕入れしないと言う形も取っています。そうなるとオシャレじゃなかったりコンパクトじゃないと言われたりするんですが、メガネの変形が起こりそうなものははじめから避けると言うのも必要だと思うのです。




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