murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

瞼裂斑という病気

今朝のめざましテレビで「瞼裂斑(けんれつはん)」のことを話していました。瞼裂斑と文字だけ見ると瞼が裂けて痕が残るって言うんだから恐ろしい病気のように思いますが、黒目の近くの白目の部分に見られる白または黄色のかたまりでこれは目の老廃物なんですね。若いうちにはありませんが、年齢が上がってくると両目の端に乳白色から黄色の澱のようなものが溜まってくるのがわかると思います。結構頻繁に見られますし、当然個人差がありますのでぜんぜんない人もいれば結構気になるくらいはっきりわかる人もいます。これ自体はなんにも人体に影響しませんし視力にだって影響しません。ただこの部分で炎症が起こると若干出っ張っているだけに目立つしごろごろする感じが長く続く場合があります。その場合には目薬で治療をすれば1週間程度で治りますが、これも結構再発します。
でこの病気、紫外線とかなり密接な関係にある、というのが朝の話題でした。もともと加齢からくるというのも紫外線をどれほど浴びているのかで違ってくるもので、屋外で仕事をしている人のほうが発生率が高いものでした。また紫外線を浴びやすい状況にある人、若いときにアウトドアレジャーを頻繁にしている人のほうが断然多くの紫外線を浴びているわけで、そのためサーファーに多く見られる病気、と紹介されていました。
でも紫外線でなる目の病気では、これよりも翼状片(よくじょうへん)という病気のほうが怖いように思います。これも同じように白目に起こる病気で、結膜とその下のテノン嚢といわれる部分が異常に繁殖して黒目を侵食してくるというものです。初期段階では視力に影響することも少ないのですが、放っておくと角膜の形状に変化が出て乱視になったり、黒目を覆ってしまうので視力が出にくくなったりします。目薬の治療はではあまり改善しなくて、状態がひどくなってきたら手術をするというのが一般的なようです。
紫外線は真夏のほうが多いと思われがちですが、真夏も多いんですがその頃の太陽は真上から降りてくるのできちんとした対処をすれば結構防ぐことができます。しかし今の時期の太陽(4〜6月)は斜め方向から差し込んでくるので真夏よりも浴びる量は多くなります。また道路の照り返しなどは直接浴びるよりも多かったり、朝方や曇りの日でも紫外線はゼロではないので対処しないと無防備で目を紫外線にさらしていることになります。UVカットの帽子や日傘、ウェアばかりでなく、UVカットのサングラスや無色レンズでもUVカットの機能があるものを使って目を保護しましょう!


日本眼科学会 http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ketsumaku_yokujyo.jsp
All about http://allabout.co.jp/health/eye/closeup/CU20070618A/