murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

近視と言う状態

先日まで遠視についていろいろと思うところを書いていたのだけれど、自分の目は近視であって乱視が90度方向に軸度をとるいわゆる倒乱視と呼ばれるもので、まぁ近視と言う目の今の状態はだいたい説明することが出来るんですね。40代半ばで−1.50Dくらいの近視の人って言うのは、そろそろメガネをかけたままじゃ近くの焦点が合ってるようなんだけれどなんとなく見づらくなって、身体をちょっと離したほうがいいかも、と言うのがどうにも納得できない、『まだ老眼なんかじゃないぞ!』と自己主張を誰とは言わず言いたくなるような、そんな状態。でもメガネを外すと近くは平気に見えるからなんだやっぱり老眼なんじゃないんじゃん、と安心すると言うかね。
いやしかし、メガネを掛けていて近くが見えづらくなった時点でもう老眼が始まってるってことなんですけどね(笑)
ところで近視ってのは、こんな目の状態です。
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普通にしていて(と言うのは調節力を使わないで)、遠くを見ようとしているときに焦点は網膜に達しないで手前で結んでしまいます。遠くははっきりしないんですが、この状況は近い距離のどこかしらに(度数によりますが)焦点が合うので手元は見やすいはずです。70歳代で正視状態の人の必要な調節力が3.00Dと言われているのが一般ですから、そう考えると−2.00Dから−3.00D位の近視の人はかなりの年齢になっても手元の不自由はないかもしれません。でもこれも両眼視の関わりと乱視の状態によって千差万別さまざまですが。
遠視のところでご紹介したように、生まれてすぐの目の状態と言うのは遠視であって、そこから成長の度合いによって眼球の大きさが大きくなり、遠視がどんどん近視の方向に変化すると言うことは、元々持っている目の遠視の度合いによって近視になるかならないかが決まると言ってもいいのかと思うところです。遠視の状態から眼球が正視状態のところまで育てばメガネはいらなくなるし、そこまで大きくならないと遠視が残るし、正視状態を通り越して大きくなれば近視になる、と言えるんですね。参照:「屈折異常とはこういうもの」http://d.hatena.ne.jp/k-hisari/20081014/1223960730
しかし、この生まれ持った状態ばかりでなく、また成長の度合いからばかりでなく、環境的に近業が増えたことによる近視の増長と言うのがすごく増えていると思うんですね。店でお話を聞いていると、高い年齢層(特に50歳以降)でも近視が進んでいると言うことを目の当たりにしたりします。今までなら考えられないことですが、これは携帯電話やパソコンやテレビゲームといった「近くを見る機会」が格段に増えたからじゃないか、と思うんですね。でもこれに関しては全く科学的根拠がありませんので、近業が増えたから近視の人口が増えたと言うのは正しい意見ではないんです。ただ循環的に「近くを見る機会が多い」→「目の調節力を酷使する」→「目が疲れる」→「調節力の回復が遅れる」→「遠くに焦点を合わせるのが難しくなる」→「近視になる」ということは言えると思いますので、やはり近業が長く続くのは近視を進めさせる要因の一つかなとは思います。
近視の状態は、放っておいても良くはなりません。自分の身内の話ですが、姪が両親とも近視で要因としては近視になる可能性が高い子供だったのですが、本人がメガネを嫌って眼科でも検診でも「日常視力」が出ているからと言うことで何の処置もしないでいたら、あるとき一緒に映画を見に連れて行ったところ映画館のあの大画面が見えづらいというので慌てたことがあります。すごく目を細めて見ていないとはっきりしないというのです。すぐに店に連れて行って調べたら−7.00Dの度数が必要でした。なんだか、もっと早く気がついてやれば、と今でも悔やまれます。
今はちょっと調べると視力回復についてたくさんの情報が得られますが、やはりメガネやコンタクトレンズできちんとした視力を得られる状態を作ることが大事だと思います。




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