マルチスケールを使いこなす
HOYAの講習会で貰ってきたマルチスケールです。どうやって使うのかと考えるよりもまず慣れようってことで、今日は朝からいろいろかまってみてました。
使用説明書には14通りの使い方が載ってますが、全部使うというのはなかなか難しいかも。下方回旋の測定はお客さんに上の方を向いててもらうことになるだろうから、あんまり長い時間この測定にはかけられないだろうなと思いましたね。
持ってみた感じ。プリズム計算が簡単に出来るようになってるし、度数計算や明視域の計算もできる。
しかし、一番使うだろうなと思ったのはこの「累進デザインレイアウト」。
例えば天地サイズ27mmのフレーム(これはDKNYのフレーム品番DY5579T)を使って遠近両用メガネを作りたいとなった場合、累進帯は何ミリだったらバランスよく配置されるのか、を目で見てすぐにわかるようになってるんですね。このフレームの場合はスケールの横、赤十字で目盛り0の延長上にある赤丸をフレームの真ん中(お客様のPDの位置で高さが真ん中)におくと、上の黒十字とその上の丸が遠用ポイントと遠用度数の位置ということになって、下の目盛りでは7ミリの延長上の赤のラインが累進帯11ミリのレンズのアイポイントとその下の赤丸が近用度数の位置、10ミリの延長上の青のラインは累進帯14ミリのレンズのアイポイントでその下の青丸が近用度数の位置と言うことになるので、このフレームの場合レンズカットする時にフレームの中心とレンズの水平ラインの中心を合わせると遠用アイポイントはばっちり入るんだけど、近用アイポイントは11ミリならいいけど14ミリだと半分しか度数が入ってこないっていうのがわかる。
いままで遠近両用メガネを希望で、天地幅の狭いフレームを使いたいというときにはレンズガイドのレイアウトを使っていたんですが、このスケールを使えばフレームを選んだその場で確認できるしお客様もラインで違いがわかるからわかりが早いですよ。これはすぐにも使いたい機能ですね。
そのほか、メガネの取り扱い方DVDを貰ってきたので、今度はそれをご紹介して行きます。