メガネチェーンを作る

市販のメガネチェーンがいつも長すぎるという方のために、６０センチ強くらいの長さでメガネチェーンを作りました。いくら短いといっても、このくらいの長さがないと頭から被るということが出来ないのでそのギリギリの長さと言う感じです（実際に試してみたけど、私ではホントギリギリでしたね）
メガネチェーンは便利に使っていただくと、そりゃあとても便利だと思います。メガネを外してもそのメガネをどこかに置き忘れた、なんて事がなくなります。遠近両用メガネをお使いで、近視の−２．５０Ｄくらいの度数の方が自分が使っているのを見て人が「いいわねぇ」と褒めてくれるのですぐにあげてしまうのよ、と仰る方がいました。その方はメガネを外すとちょうど手を軽く曲げた距離に焦点が合うので遠近両用を使っていてもメガネチェーンは手放せないといいます。なるほど私も最近になって、細かい作業の時はメガネを外して作業してますからそれはよくわかります。（インポート物の時計の中身は電池をプレートで止めてものすごく小さいネジで抑えているというのがあるんですが、その大きさくらいになるとメガネ無しじゃないと見えません。ていうかまずメガネが邪魔になっちゃうんですね／汗）
しかしこのメガネチェーン、外したメガネをぶら下げたまま物を持ったりテーブルにぶつけたりするとメガネがすぐに変形してしまうので注意が必要です。昨日もそうやって使っていた老眼鏡のブリッジ（右目のレンズと左目のレンズをつなぐ橋渡し部分、ちょうど鼻の上で橋のような形になっているところ）が内側にグシャッと曲がってしまっているのを修理できますかと持ち込まれました。幸いにして金属部分がどこも折れてなかったので顔にかけるようには出来たんだけど、金属の強度はかなり落ちてるので（これは針金を何度も曲げ伸ばしした時みたいにそこから簡単に曲がるようになるって感じです）曲がったときと同じような力が加わるとすぐに折れる心配があるので気をつけるようお話しました。できれば、メガネチェーンで下げるのは避けたほうがいいですよね。
こうして使っている方の中で、縁なしメガネの場合にはレンズが割れたという例もあります。何も特別なことはしていなくても、下がっているメガネがテーブルや家具にぶつかって亀裂が入ることや、傷が入ることがあるので十分注意が必要です。
宝石が使ってあってオシャレなものもあるんですけど、うーん、私はイマイチオススメしなかったりします。