murasehisariの写真屋さん日記

学校アルバムの仕事をメインに街の写真屋さんでお仕事してるmurasehisariの日々是徒然日記です

やっぱりこれが使いやすいのかな?

このところメガネのお客様が少ないので(汗)店でのことで話題になるようなことがないのだけれど、今日ご来店されたお客様は長年のお得意さまで今回2年ぶりに累進レンズの交換をしたいとのことなので、ではではトライアルレンズでじっくり試してください、とお願いして店のレンズを全部試していただくことになりました。データは−3.00D程度の近視で、年々度数は弱くて済んできているので加入度数は2.50Dでずっと設定している状況、今回も遠用度数を調べさせていただいたら2段階ほど度数が弱めでばっちり1.2まで出るので遠用度数を落とした分手元の加入度数は同じで済んだのです。
で、今まではHOYAサミットプロの屈折率1.67を使用していて、手元の見えづらさを感じたときはメガネを外してしまうというやり方で対処していたとのこと。しかし会社をリタイヤして農業オンリーになった今は遠くを見る機会が増えたので遠方視には不満はないけれど、農機具と土の距離の微妙な高さ(80センチから2メートルくらいの間)をぶれがなくスッキリ見えるものがほしいというご希望で、どんな時に感じる「ぶれ」が気になるのかとお聞きしたところ、顔を横に振ったときに波打つように盛り上がるのがとても気になる、と言うのですね。
会社でデスクワーク中心だった時は、顔を縦に動かせば焦点がぶれないという累進レンズの特徴にマッチしていて手元とパソコン、そして遠くを見るときになんの苦労もなかったというのですが、視生活が変わって遠くを見渡したりコンバインの計器類を見たり、細かいものといえば時計が見えればいいくらいの状況になると顔を横に振る動きがとても多くなったので見え方もずいぶん違うのだとお話いただきました。
なのでトライアルレンズは通常なら顔を縦に振っていただいて手元と遠くの見え方の体験していただくのですが、今回は立ち上がったときや顔を大きく横に振ったときのゆれ・違和感の極力少ないものを選んでいただくという方法を取りました。今までのレンズよりも上のクラスで試したので、使用したのはHOYAサミットプロ・サミットプレミアム・FD・ID・セイコーP−1シナジー・ニコンプレシオダブル・プレシオパワーの7種類です。
揺れの少なさや歩きやすさでまず選んだのがサミットプレミアム・ID・P−1シナジー・プレシオパワーの4種類。FDは遠くの見え方はいいんだけど、手元の見え方が盛り上がってくる感じが大きいとのことで選ばれませんでした。4種類の中ではまず、IDが「見ようとする」感じになって抵抗感があるということでパス、プレシオパワーはこの中では一番揺れゆがみが少ないとのことでしたが、他のレンズでははっきりと見える遠くの時計の文字盤がいまひとつはっきりしないとのことでパス、しかしこの「揺れない」感覚は捨てがたいらしく最後まで迷ってらっしゃいましたね。サミットプレミアムは歩きやすいけれど手元の焦点が合いにくい、とのことで遠くも近くもほどほどに見えて揺れも少ないP−1シナジーが一番いいということになりました。しかしここでも「手元を見るときに顔を持ち上げる感じがある」と仰るので、累進帯は14ミリではなく12ミリにして近用部のは入り口を少し早めに設定しました。
しかし、このところ累進レンズっていうとP−1シナジーが選ばれるんですが、このレンズはどこもほどほどに見えるという感想をよく頂くんですよね。「ほどほど」これが一番使いやすいってことなんでしょうか?



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